
映画『13日の金曜日』など、恐怖映画において欠かせない設定、それ
は、アメリカの無軌道な若者が、キャンプ場などで一番最初に襲われ、し
かも大パニックを起こすことであろう。
がしかし、このような無軌道な若者の行動を戒めるための設定があるの
は、何もアメリカだけではなかった。
それがこの、仙台は秋保温泉にあるロッジ村『木の家』の張り紙だっ!
このロッジ村、一般道からの侵入路沿いにはすべてフェンスが張り巡ら
され、その他の部分が面しているのは、極寒の広瀬川と数十メートルの絶
壁という、伊達政宗も攻めあぐねるような難攻不落の地形にある。
しかも、クマ出没に関する注意書きだけならまだしも、午後11時以降
は入口のシャッターが自動閉鎖され、朝5時まで出られないという念の入
れようは、恐怖映画よりもむしろ『お笑いウルトラクイズ』に近いのでは
とも思わせる。
さぁキミも、この秋保『木の家』に宿泊したなら、夜ごとビール片手に
少女たちと大騒ぎを繰り広げ、茂みの中から覗く、何やらやら怪しげな視
線を探してみないか?!

世の中には、通常ありえない場所に、ありえない物が存在する、という
ケースがままある。
具体例を挙げれば、尻の穴の隣にホクロがあったり、箪笥の引出しを開
けたら父親のパンツが入っていたりなど、枚挙にいとまがない。
そして今秋、雪深い東北の地には本来ありえない筈のある物を、私は仙
台市中心部のとある場所で発見した。
それがこの、通りの角から三軒目、メリヤス工場ならぬ美容院の陰に悠
然と聳える、南国の象徴バナナの木だっ!
このバナナの木、幹は太く樹高も5mを優に超えており、すでに何度か
越冬していることは想像に堅い。
しかも、青く小振りとはいえ、たわわに実ったバナナのその先っちょに
は、何やら顔のようなチ●コのような謎の物体もついているではないか!
さぁキミも、この越冬バナナを採りに行った友人・知人が帰って来なく
なったなら、妖怪ポストに助けを求める手紙を出してみないか?!

いま、家庭用洗剤や入浴剤などを混合し、有毒ガスを発生させるという
自殺の方法が社会問題化している。
このように、身の回りにあるなんでもない物が、組み合わせることによっ
て、思わぬ危険な物に変化してしまうという例が他にもある。
それがこの、厳選された海苔とピーナッツを組み合わせた、東水加工の
おつまみ「のりピー」だっ!
某国民的アイドルも、自称プロサーファーの無職夫に勧められるまま、
去年の夏ごろから手を出し始めたという、このおつまみ。
その美味しさは病みつきになるほどで、たまに入っている妙にしょっぱ
いかっぱえびせん並みとも言われる高い依存性から、繰返し買い求めては、
人生を棒に振ってしまう主婦も後を絶たないという。
さらに、一説によれば、そのまま食べるよりも、少し火を通してからの
方が、より香ばしさが増すとも言われ、常習者の間ではこの行為を「炙り」
と呼ぶとか呼ばないとか。
さぁキミも、この「のりピー」を食べて、これまで買い溜めた写真集に
ビデオやCDは言うに及ばず、車までノアに買い替えるなど、某国民的ア
イドルに思いっきり依存してみないか?!

♪あーかい あかーい 赤い仮面のV3
キミも、感じたことはないだろうか? 改造手術によって変身能力を身
につけたライダーだが、変身する前に服を脱いで畳んでいた訳でもないの
に、戦いが終わって人間の姿に戻るや、また元の服を着ていることの違和
感を。
今回、我々はその疑問に答えるべく、1つの再現実験を行なった。
そして見よ、これが正調「変身が解けたあとの仮面ライダー」だっ!
変身によって、通常の人間の体からライダーへと体積が膨張する過程で、
着ていた服はダチョウ倶楽部の仕込みのごとく綺麗に破けてしまう。した
がって、変身が解ければご覧のとおり、ベルトを除いて生まれたままの姿
に戻るという寸法だ。
これでは、さしもの風見志郎青年といえど、赤い仮面が取れた後も、今
度は頬を赤く染めてしまうだろう。
ちなみに、我が家の3歳児でこの再現を行なったのは、37歳が自宅ベ
ランダでこの姿になってしまうと、ご近所からの通報という、ショッカー
による世界征服以上の、現実的な問題が待ち構えているからだ。
さぁキミも、地球の平和よりも私生活の平穏を守るべく、自分ができな
いことを子どもにやらせる、臆病な大人になってみないか?!

先月に引続き「過去の偉業シリーズ」第二弾(ちなみにこれは約15年まえの写真です)
キミは、ストリップと聞いて、どんなモノを想像するだろうか?
♪タンタカタンタン タタタン ♪タンタカタンタン タタタン
♪ホワ〜〜〜ン ちょっとだけよ〜
という、ピンクのネグリジェを着たハゲづらのおじさんを想像したなら、
それはドリフの見すぎというものだ。
見よ、そして悔い改めよ! これが現代の正調(?)ストリップの楽し
み方だっ!
平成以降のストリップの真髄は、踊り子さんと観客とが一体となって、
ステージを盛り上げること。軽快なバックの音楽に合わせ、手拍子シャン
シャンシャン。一転、スローなバラードの中で踊り子さんが足を開けば、
やけに神妙な面持ちで一斉に拍手と、ドリフの世界観とはやや異なる。
さらに、ショーの合間には、1000円払えば踊り子さんの写真を、好きな
ポーズで撮らせてもらえるという「ポラロイドショー」も存在する。
かの福沢諭吉は「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」の言
葉を残したが、お願いすればこのように、人の上に人が跨った状態で写真
を撮ってもらうことも可能だ。
さぁキミも、憲法で保障されるどころか、一歩間違えば刑法に抵触しか
ねない世界へと、大人の階段を上ってみないか?!

存在しないと思っていた写真のデータが、ひょんなことから見つかった。
もはや何も説明は要るまい。
見よ、これが瞼に目を描いて出勤したサラリーマンだっ!!
(勤務先および個人が特定されないように、必要最小限の部分以外はモザイクをかけてみました。)
この後、役員に呼び出され、しこたま怒られたのは言うまでもないが、
この写真を撮ったひと(直属の上司)も、目を描いた当人以上に怒られて
いたことは見逃せない事実である。
ちなみに業界ではこの日以来、このような事例を専門用語で「とばっち
り」と言うようになったそうな。(『まんが日本昔ばなし』風語り口調)
さぁキミも、このサラリーマンを見習って、憲法で保障される「表現の
自由」の限界を追求してみないか?!

秋田といえば、民謡「秋田音頭」に唄われるように、古くから様々な名
産品の宝庫として知られている。
がしかし、それも今は昔。21世紀の秋田では、時代の変遷とともに、
我々の知らぬ新たな名産品が生み出されていた。
それがこの、新・秋田名物「稲庭うどんドロップス」だっ!
戦時中の貧しい兄妹であれば間違いなく「せつ子!それドロップやない。
稲庭うどんや。」と言ったであろう、この稲庭うどんドロップス。
お口にほお張ってみればホ〜ラ、微かにうどんの出汁のような風味はあ
るものの、さほど美味くない代わりに、かのマヨネーズドロップほど極端
に不味くもなく、その上インパクトもないという、一発狙いの土産モノと
しては致命的な一品なのである。
さぁキミも、この稲庭うどんドロップスを舐めて、秋田のことをちょっ
ぴり嫌いになってみないか?!

ゴールデンウィーク中のある晴れた夕暮れ、某有名温泉街にほど近い
海水浴場の波打ち際で、私は偶然にとんでもないものを発見してしまっ
た。
ジャン ジャン ジャーーーン♪
ジャンジャン ジャーーーーン♪
見よ、それがこの火曜ワイドスペシャルもとい、火曜サスペンス劇場
も真っ青の『砂浜に遺棄された、うら若き全裸女性』だっ!
よく見ると、女性のすぐ隣には、池のような?露天風呂のようなもの
が写っている。ということは、火サスというよりも、土曜ワイド劇場で
お馴染み、木の実ナナと古谷一行の“あの”シリーズだろうか? はた
また、橋爪功が時刻表を見て叫ぶあのシリーズか?
さぁキミも、休日の海岸で2歳と4歳の子どもを連れて、周りに多く
の家族連れもいる中、こんなものを一所懸命作ってる、どうしようもな
いお父さんになってみないか?!

現代は「グローバルスタンダード」の時代だと言われている。
金融、経済のみならず、文化、風俗においても国境という概念が徐々に
取り払われ、様々な形で異民族・異文化の交流による、新しい秩序が生ま
れつつある。
そして今ここにも、日米の代表的な文化のコラボレーションによる、全
く新しい飲み物が誕生した。
それがこの、「PLAY BOY」印の日本酒だっ!
アメリカの性風俗の象徴、セックスシンボルである「PLAY BOY」
誌と、寿司・天ぷらと並ぶ日本食文化の代表「酒=サケ」とを見事に組み
合わせたこの日本酒。
酒の製造工程はよく知らないが、恐らく、清水流るる秋田県あたりの酒
蔵において、肌をこんがり小麦色に焼き、乳だけ異様にデカイ外人モデル
が、あんなことやこんなとをして、更には、酒ビンをあられもない所に挟
んだりしながら醸造させたのではないか、と思わず妄想せずにはいられな
い一品だ。
さぁキミも、この「PLAY BOY」印の日本酒をしこたま飲んだな
ら、モデルみたいな金髪美女にモテるよう、岩手県の歌手みたいに額のホ
クロを整形で除去してみないか?!

キミ達もいい加減気付いているのではなかろうか?
クリスマスだ、バレンタインだと騒いでいるが、これらはそもそも、戦
後日本を占領・統治するに当たり「アメリカ=いい国」というイメージ定
着を目論むGHQと、これを煽る反日的なマスコミ、さらには、一枚咬ん
でひと儲けを狙う、国内外の菓子メーカーによる策略であるということを。
そして今や、日本が真の独立国となるためには、国民一人ひとりがこれ
ら戦後のマインドコントロールから脱却することで、欧米文化であれば礼
賛する現状を見直し、日本の歴史・文化の本当の良さを取り戻さなければ
ならない。
見よ、そのための第一歩がこの「ホワイトデーのお返し」だっ!
およそ和風の食材であっても、小ぶりな箱にさえ入っていていれば、英
語の包装紙で包むことでホ〜ラ、おしゃれなプレゼントに早替わり!
しかもこれなら、まんまと戦略に乗せられて米国贔屓になることも、他
国にせっせと円を貢ぐこともなく、かといって日本的な礼を失することも
ない。正に一石二鳥というやつだ。
さぁキミも、こんなてきとーな小ネタで義理チョコのお返しをしたなら、
相手から真顔で感謝のことばを言われて、逆にあたふたしてみないか?!

世の男があまねく愛する神秘的なもの、それは女性のパンツであるとい
うことは、経済学者・植草一秀氏の「手鏡の理論」によって広く知れ渡っ
ている。
そして今ここに、その男たちの極めて屈折的な愛を凝縮した、新たな食
べ物が誕生した。
それがこの、ヤマザキの「いちごぱんつ」ならぬ「いちごぱん」だっ!
たまたまコンビニで発見し、名前を一瞬「いちごぱんつ」と読み間違え
たという理由だけで買ったこのパン。
中身はというと、ふかふかに焼き上げたパンの上に、穢れを知らぬ純白
のシュガーと、真っ赤なイチゴジャムとをたっぷりのせて表現された甘酸っ
ぱさは、まさに我々の妄想の中のいちごぱんつをそのまま味覚化させたと
いっても過言ではない。
さぁキミも、どっかの公務員みたいに、本物のパンツ欲しさからよその
家のベランダに侵入したりしないように、このヤマザキの「いちごぱん」
を食べてガマンしよう!