イリオモテヤマネコ。沖縄県は八重山諸島の西表島にのみ生息するとい

う、日本固有のネコ科の動物で、その貴重さゆえ国の特別天然記念物にも

指定されている。

 

 しかして、その特別天然記念物であるはずのイリオモテヤマネコをふん

だんに使用した(?)という、何とも贅沢なお菓子が沖縄県には存在した。

 それがこの、「八重山銘菓 西表山猫ちんすこう」だっ!

 

 袋をよく見れば、特別天然記念物を密かに使用しているという後ろめた

さからか、原材料の類いは一切記載されていない。

 そして中身はといえば、意識してそのようにしたのか、まるでヤマネコ

のク●をそのまま乾燥させたかのような色と形状。

 だが、ひとくち食べるごとに口いっぱいに広がるのは、大自然に育まれ

たヤマネコの風味・・・というよりはチョコの味。言うなればまさに、トッ

プブリーダーも推奨するほどのまろやかさだ。

 

 さぁキミも、沖縄旅行に行ったなら、この西表山猫ちんすこうを探しに、

地元のみやげ屋をネコのように「まっしぐら」に目指してみないか?!

 

 

 先日、たまたま買い物に寄った先のホームセンターで、文字通りインド人

もビックリの代物を見つけてしまった。。。

 

 それがこの、愛されて37年、ボンカレー・バスタオルだっ!

 

 かつて、全国各地のバス停や駄菓子屋など、ホーロー看板で見かけた和装

の松山容子が、なぜか白と紫とで2色刷りにされたその姿は、懐かしいとい

うよりも、カレーに対する食欲を減退させるほど不気味だ。

 そのせいか、ホームセンターでもこのバスタオルには「半額」の値札がつ

いている始末。

 

 さぁキミも、煮え湯のように熱い風呂に3分間だけ浸かり、火照った体を

このボンカレー・バスタオルで包みこんでみないか?!

 

 

 ザ・サッテロ、豚湯(大河原)、蔵王、小野川に続く、湯めぐりシリー

ズ第5弾。

 仙台市街の喧騒たる一角、とある集合住宅の中にテレビ東京の旅番組で

も紹介されず、あの阿藤快さえ知らぬ湯がひっそりと沸いていた。

 それがこの、、、わが家の風呂だっ!

 

・インターネットの通信販売で手に入れた、そこだけ本格的な湯のれん。

・ふろ水ワンダーで清潔に保たれた、完全温度管理の大浴場。

・仙台の高層ビル街を一望できるかわりに、高層ビルで働く人びとからも

 一望されてしまう、絶景パノラマ露天風呂。

・脱衣所にはトイレも完備され、3歳になるわが家の長男も入浴前には必

 ず利用するのがルール。

 

 これほどまでに充実した設備、一般家庭の風呂で他に考えられようか?

 

 さぁキミも、このわが家の風呂で、のぼせて泣き出す子どもを慰め慰め、

肩まで浸かって10数えてみないか?!

 

 

「ぞう煮」に続く「一度はやってみたいドリフネタ」シリーズ第2弾!

 

 もはや何も語るまい。見よ、これが究極の「しびんでビール」だっ!

 

 この太口の容器にキンキンに冷えたビールを注げばホ〜ラ、なぜかひと

口飲むごとに生ぬるさと粘度を増すような、えも言われぬ感覚に包まれて、

せっかくの晩酌が台無しになること間違いなし。

 

 さぁキミも、やれるものならこの「しびんビール」にトライして、「勢

いで買ってしまったはいいが、このしびんを今後一体どうしたものか」と

真剣に悩んでみないか?!

 

 

♪知らな〜い町を〜 歩いてみーたーい

♪どーこーか遠〜くへ 行きーた〜い

 

 尺八のメロディーで有名なご存知、永六輔のテーマ曲であるが、かつて、

この曲を地で行き、本当に遠くに行ってしまった人がいる。それは、かの高

名な「風船おじさん」。

 が、しかし、いまこの21世紀の世にも、風船おじさんのように遠くへ行

きたいと切に願う人物がいた。それがこの、東京ドームシティの風船おばさ

ん(?)である!

 

 「くまのプーさん」に「マジレンジャー」、「ドラえもん」から「ムシキ

ング」、果ては「ふたりはプリキュア・マックスハート」に至るまで、様々

な風船を手にするその姿は、自分が遠くへ行きたいようで、はたまた風船を

欲しがる子どもを遠くへ飛ばそうとしているようでもある。

 しかも、突然の強風などで知らない町に行ってしまわぬよう、いちおう天

井のあるところに立つという、念の入れ様。その行動にはソツがない。

 

 さぁキミも、現実の生活に疲れ果てたら、この東京ドームシティの風船お

ばさんにつかまって、尺八のメロディーを聴きながら、どこか遠くの知らな

い町をめざしてみないか?!

 

 

 プロレス団体の地方巡業は過酷を極める。

 日本人レスラーはもとより、大型外国人選手らが団体のバスに乗り込み、

日本全国津々浦々を巡ってゆくのだ。

 

 が、しかし、そんなプロレス巡業の常識を打ち破る、なんともステキな

乗り物があった。それがこの、みちのくプロレス営業車だ。

 

 メキシコより来襲する強豪選手や、謎の覆面レスラーがこの営業車に乗

り込んで、盛岡市材木町のみちのくプロレス本社から、東北各地の体育館

へ移動している・・・とはとても思えない、昭和30年代を思わせるフォ

ルム。そして、カラーテレビ放送が始まった時代のような、絶妙のカラー

リング。

 走行中に強風が吹いたら、覆面レスラーのマスクが飛ばされてしまわな

いかと、いらぬ心配までしてしまいそうだ。

 

 さぁキミも、このみちプロ営業者で東北自動車道を疾走して、アカプル

コの風を感じてみないか?

 

 

 東京のおみやげといえば、その定番は言わずもがな銘菓「ひよ子」。

 がしかし、その東京名物「ひよ子」を彷彿とさせるが、どこで買えばよ

いかも定かではないという、幻のおみやげが存在した。

 それがこの、出どころの知れない謎の銘菓「ひなの巣立ち」だっ!

 

 この「ひなの巣立ち」、単なる「ひよ子」の模造菓子だと思ったら大間

違い。可愛らしい小鳥の姿を思い浮かべつつ、そーっと包み紙を開けてみ

ればびっくり! な、な、なんと、目玉もなければ口ばしもない、「ひな」

というよりは、まるで古墳時代の豪族の墓を模したような菓子が出てきた

ではないか!

 

 味はといえば、お茶なしでは飲み込めないという、元祖「ひよ子」に引

けをとらぬ食感を除けば、さして特筆すべきこともなし。視覚的にも、そ

して味覚的にも捉えどころのない、まさに一級品のおみやげだ。

 

 さぁキミも、旅の終わりには、この「ひなの巣立ち」を携えて友人宅を

訪ね、「一体どこに行って来たんだ?」という、謎という名のおみやげを

手渡そうではないか?!

 

 

記録、それはいつも儚い

ひとつの記録は、一瞬ののちに破られてしまう運命を、自らもっている

 

 限りない夢とロマンに生きる男たちが追い求めるもの、それは「日本

一」の称号である。

 が、しかし、その日本一の名を欲しいままにするという、大野しげひ

さもびっくりのそば屋が、仙台は八木山の一角にあった。

 それがこの、「おそば 亀鶴庵(きかくあん)」だっ!

 

● 厚さ10cm近くはあろうかという、極厚のヒレカツを巨大な盃状

 のどんぶりに容赦なく乗せた「日本一カツ丼」

● 巨大なヒレカツだけに飽き足らず、山盛りのキャベツと、さらに駄

 目押しにかけそばまで付けてしまった「日本一ヒレカツ定食」

● 女川原発沖で放射能をふんだんに浴びて育ったかのような巨大エビ

 をまるまる揚げた「日本一天丼」

※ 「日本一天丼」よりさらに大きい、これはもはやエビではなく“エ

 ビのなかま”の何か違う生物を揚げたのでは?と疑われる「ビッグ天

 丼」もある!

 

など、メニューはどれも目を見張るものばかり。きれいに完食した上で、

セルフサービスの水・お茶・コーヒーをおかわりすれば、まさにそこか

らがキミだけの日本一だ。

 

 さぁキミも、この亀鶴庵の日本一メニューをすべて制覇して、「おめ

でとーー、にっぽんいちーー!」の掛け声とともに、キャロライン洋子

からの祝福のキッスを受けてみないか!?

 

♪アーアーアー アーアア〜 アーアーアー アーアア〜

 

 

 観光地・小樽。人々が求め歩くのは、北海道の食材をふんだんに使っ

た、ウニ丼、イクラ丼などいわゆる高級丼の数々である。

 

 しかし、その小樽の観光客の客足もまばらとなる一角に、これら高級

丼を格安で提供する店がひっそりと佇んでいた。

 それがこの、古代ギリシャ神話における海の神の名をもつどんぶり屋、

「ポセイ丼」だっ!

 

 「プラス100円で焼き魚付き」なる、わずか500円のイクラ丼を注文す

れば、通常、いやそれ以上のイクラ丼であるのは当然として、そのたっ

100円の焼き魚が、なんと巨大ホッケ焼きまるまる1匹! まさに海の

神のみがなせる業だ。

 

 さぁキミも、このポセイ丼で、エーゲ海ではなく日本海で捕れた新鮮

な魚貝の丼を、心ゆくまで味わってみないか?!

 

 

 

 キミは、何日も風呂に入らず、自分のカラダから納豆のようなかほりが

漂いはじめたという、甘酸っぱい経験をしたことはないかい?

 

 しかして、たとえ毎日風呂に入ったとしても、その納豆のように熟成さ

れたかほりを発散できるという、夢のような代物がこの日本に存在した。

 それがこの、「天然素材使用 納豆石鹸」だっ!

 

 天然素材使用というからには、国産丸大豆100%使用か否かは定かでない

が、ひとたびこの石鹸を使えば、納豆を食ったあとで口のまわりに残るネ

バネバのような「潤い」に全身が包まれること間違いなし。

 しかも、誤ってその泡を口に含めば、納豆の効果で全身や髪はもとより、

血液までサラサラになってしまうかも知れないぞ。

 

 さぁキミも、この納豆石鹸で体の隅々までキレイに洗い流して、3日間

も履きっぱなしの“靴下”のようなかほりにその身を包み、周りのみんな

から「何のために風呂に入ったんだ?」と、手厳しい指摘を受けてみない

か?!