今月、かつて仙台に3店舗あったメイド喫茶のうち、最後まで営業してい

たサンモール一番町の「フェアリーテール」が、惜しまれつつ閉店した。

 

だが、衰退の一途を辿る仙台に対して、今まさに熱を帯びつつあるメイド

喫茶が、意外にもすぐお隣りの県にあった。

 

それがこの、岩手県北上市にある新進気鋭のメイド喫茶「めいど〜る(北

上店)」だっ!

 

店内撮影禁止のため、メイドにお絵かきしてもらったオムライスの写真ぐ

らいしかないのだが、、、たまたま出張の際に昼食を取ろうとしたテナン

トビルにあったこの「めいど〜る」、実は北上市の店舗は支店で、盛岡の

本店では劇場も備えていて、AKBもどきのステージを披露しているとい

う。

 

更には、岩手めんこいテレビとタイアップしてアイドルデビューを目指す

という企画の番組も放送しており、近く青森県八戸市にも支店をだすのだ

とか。(以上すべてメイドのこみるちゃん情報)

 

ちなみに、昼食時にオムライスやパスタといったメニューを注文すれば、

メイドと一緒に「おいしくな〜れ、萌え萌えキュン」という呪文を唱え

て、通常の3倍おいしくなること請合いである。

 

さぁキミも、出張で北上市に行ったなら、めいど〜るという夢の国に迷い

込んで、店を出たときには数ヶ月経過して家族から捜索願いが出されてい

るという、そんなファンタジーを経験してみないか?!

 

 

 

コラボレーション、それは成功と失敗とは紙一重であることを意味する。

 

 その顕著な事例としては、かつて『BI砲』と呼ばれ人気を博したジャ

イアント馬場とアントニオ猪木とのタッグや、映画界でいえば黒澤明監督

作品への勝新太郎出演などが挙げられるだろう。

 組合せとしては最強かも知れないが、何れもお互いの個性が強すぎるが

故、上手く行かなかった事例である。

 

 がしかし、かたや食材の世界では、互いの個性を潰し合うことなく、成

功するコラボレーションも存在する。

 

 それがこの、北海道旭川市のラーメン屋『味源』が誇る、味噌ラーメン

とソースカツのコラボレーション『カツラーメン』だっ!

 

 このカツラーメン、味噌ラーメンの周囲に等間隔で散りばめられたソー

スカツは、まるで可憐な花びらを思わせる・・・ことはないが、濃厚な味

噌スープを吸ってカツ自体味わいを増すこともさることながら、何よりこ

のボリューム感が良いではないか。

 

 店主によると本来、計8枚のカツが丼に乗るそうであるが、あいにく注

文したのは、そろそろ閉店時間が見えて来た頃合い。

「カツが少なくても良ければ」ということで、3割引?ぐらいで作ってく

れた、胃袋だけではなく胸もいっぱいになる一品である。

 

 さぁキミも、旭山動物園などに行くことがあれば、このカツラーメンを

食べて、観光と食事のコラボレーションを堪能してみないか?!

 

 

 

 世に「二郎インスパイア系」を名載るラーメン屋は数あれど、こと上物

(肉)のボリュームに関してはトップクラスであろうというラーメンが、

仙台に存在した。

 

 それがこの、青葉区藤松にあるラーメン屋『雷(いかずち)』が誇る、

その名も『セカンドインパクト』だっ!

 

 このセカンドインパクト、普通盛りでなぜか麺の量と肉の量がどちらも

同じ250g。この時点で十分おかしい設定であるが、大盛り(プラス100円)

にすると、麺の量はなぜか一気に倍増して500g。(写真は普通盛り)

 

 更に、肉増し(プラス200円)にすると、肉はなんと600gに! 1ポン

ドステーキをも遥かに凌ぐ肉の量は、常人の食う量でないという以前に、

そもそも何を食いに行っているかも分らない状態である。

 

 さぁキミも、ステーキ宮で1,280円払って150gの肉なんか食ってる場合

ではないぞ! 「宮のたれ」だけ買って『雷』に急げ!

 

 

 

山のあなたの空遠く、「幸(さひはひ)」住むと人のいふ。

 

 言わずと知れた、カール・ブッセ作、上田敏訳「山のあなた」の一節で

あるが、私はこの度、山のあなたならぬ津軽海峡のあなたの北海道で、世

の男性諸君すべてにとっての「幸(さひはひ)」ともいうべき居酒屋を発

見した。

 

 それがこの、札幌すすきのにあるガールズ居酒屋、その名も『GOGO

居酒屋』(写真ナシ)だっ!

 

 普通のガールズ居酒屋だと思い、何気なく入店したこのGOGO居酒屋

だが、なんと、接客のおねえちゃん達はすべてビキニの水着姿! その過

半数が16〜17歳!だという。

 それゆえ、撮影禁止のために今回は写真ナシなのである!

 

 しかも、いわゆる「素人」中心の店であるため、スタイルがよくスレン

ダーな娘など居らず、みな年相応に肉付きがよく、ポッコリとした下腹が

逆に視覚に心地よい。

 

 接客もまた素人のため、注文したものがなかなか出てこないなどは日常

茶飯事。だが、そんな時こそ、それを理由におねえちゃんを呼んで間近で

水着姿を見れるチャンスなのだ。私はこの瞬間に「ピンチはチャンス」と

いう言葉の真の意味を、齢41にして初めて理解できた気がした。

 

 更に、注文を取る際も敬語など使われず、いい年したおっさん連中が、

16歳の娘から「あと(注文)ない? ない?」とタメ口で聞かれるのだ

から、ドMには堪らないサービスである。

 

 その一方で、若いコを使っているから違法な店なのではないか、との疑

念が頭をもたげるが、そこは早合点してはいけない。

 ご存知のとおり、労働基準法上、満18歳に満たない者を夜10時以降

働かせることは禁じられている。

 

 このため、過半数の若いコは、夜9時半ごろになると、みんな帰ってし

まうのだ。何という単純明快なシステム!

 そしてまた、勝手知ったる常連客も、それを合図に大半が引き揚げてし

まうという、何というドライな街すすきの!

 

 さぁキミも、このGOGO居酒屋でお酒を飲んだなら、もう二次会など

には行かず、あまりの「幸(さひはひ)」っぷりに、涙さしぐみおうちに

かへらう!

 

 

 

 三月続いての食い物ネタとなるが、またしても出張先で、隠れた名店の

高コストパフォーマンスメニューが見つかったので、ご紹介しよう!

 

 それがこの、宮城県気仙沼市の仕出し料理屋『まるかわ』のカツ丼(大

盛)750円だっ!

 

 この「まるかわ」、震災の影響で現在の場所に移転したとのことだが、

人に紹介されることがなければまず一生行き着くことはないであろう、山

の上の民家に紛れた場所に立地している。

 

 また、主人の気分、仕入れ状況、仕出し料理用で余った?食材など、そ

の日のコンディションによって定食の内容や副菜の量が増減する、いわゆ

る「ベストエフォート」な店として近隣では知られているようだが、中で

も特に「チキンカツ定食」のボリュームは抜群の安定度を誇っている。

 

 だが最近、主人の友達という人の情報で新たに分かったのが、チキンカ

ツ定食もさる事ながら、丼ものメニューに大盛のほか「特盛」と「キング

盛」が存在し、その量が凄まじいということだった。

 

 今回は初めてということもあり、カツ丼の大盛を注文したのだが、まず

器からして「丼」ではない。写真ではイマイチ大きさが伝わりづらいが、

よく見ると、居酒屋でサラダなどが入って出てくる「鉢」である。

 しかも、丼ものを大盛にした際、ライスだけが大盛というのがよくある

パターンだと思うが、肉は厚くはないものの、トンカツもしっかり2枚分

以上乗っている。

 

 実際には、カツ丼のほかに小鉢2品と漬物、味噌汁代わりに小うどん、

デザートまで付いて750円。そして、小鉢のうち1品は、追い討ちを掛ける

ように揚げ物であったこと、食後にさらに「お土産」と称した味噌焼おに

ぎりを貰ったことも、追記しておかねばなるまい。

 結果として、自分には大盛が限界で、特盛以上のメニューは挑戦するま

でもないボリュームであることが分った。

 

 最後に特筆しておきたいのは、この店では大盛にしても追加料金は掛か

らないということである。実際注文してはいないが、恐らく特盛やキング

盛でも、このポリシーは変わらないと思われる。

 

 さぁキミも、この「まるかわ」で丼ものを食べて、サービスと嫌がらせ

とは紙一重であるということを、身をもって体感してみないか?!

 

 

 

 従来、デカ盛の唐揚げ定食といえば、2004年の謎でも紹介している仙台

八木山は佐々久の「手榴弾」というのが、ドイツ国会図書館の定説であっ

たが、この度、青森県某所にてこれに匹敵しようかという巨大唐揚げに巡

り合った。

 

 それがこの、八戸駅から車でほど近い場所にある台湾料理店『美味鮮』

の唐揚げ定食(650円)だっ!

 

 某クチコミサイトでは「握り拳大」との情報があったこの唐揚げだが、

想像していた自分の握り拳ではなく、実際見たことはないものの、元関脇

「荒勢」の握り拳ぐらいあろうかというものが計6個。

 さすがに佐々久の「ザーカイ天定食」レベルには至らないものの、ドー

ベルマンなど大型犬でも半分残して土に埋めて隠しておくのではないか?

と思わせるほどの肉の量だ。

 

 しかも、テーブルに据えられたメニューの写真では、さほど大きくもな

い唐揚げが4個ほど載っているだけにも拘わらず、いざ注文すればこの量

なのだから、初めて注文した人からしたら、完全に嫌がらせレベルである。

 

 更に、この定食にはスープが付いており、追加料金100円を払うとスー

プをラーメン(半ラーメンではない通常のラーメン)に替えることができ

るのだが、流石にここまで来ると、並みの食いしん坊程度では最早太刀打

ちできない。

 

 食す側にとってせめてもの救いは、佐々久と違って、副菜として「スパ

ゲティに似た辛い食べ物」や「友達の家の味がする味噌汁」が付いてこな

いという点だろうか。

 

 さぁキミも、この美味鮮の唐揚げ定食を食べて、大食いとしてのレベル

と共に、尿酸値のレベルも一気にステップアップしてみないか?!

 

 

 

 日本の飲食店には「大食い」「デカ盛り」を謳ったボリューム満点の人

気メニューがあまた存在する。

 

 だが、そのボリュームを「太っちょ」という、半ば忘れかけられたキー

ワードで表現している食べ物は、国内でも恐らく本品だけではないだろう

か?

 

 それがこの、北海道は函館を代表するハンバーガーショップ「ラッキー

ピエロ」の題して『フトッチョバーガー』だっ!

 

 このフトッチョバーガー、確かに1つ食えば満腹になるボリュームでは

あるものの、普通の人でも決して食いきれないほどの量ではない。

 

 がしかし、注文してテーブルに運ばれてくる際、カランカラン♪と店内

に響くハンドベルを鳴らされた上、薄笑い気味の店員から眼前で表彰だか

お祝い?の口上まで述べられるという、41歳のオヤジがひとりで食すに

は、あまりにハードルの高い、ある意味「罰ゲーム」的なサービスが附加

されている。

 

 地元民にしてみればそんなことは日常茶飯事で、もしかしたら気にも留

めていないのかも知れないが、何となく向こう側のテーブルの女子高生グ

ループから背中越しに笑われているような不安に駆られ、お腹以上に胸が

いっぱいになってくるハンバーガーなのだ。

 

 なお現在は、フトッチョバーガーをボリュームで更に凌ぐ「函館山バー

ガー」なるメニューも出来たらしいので、函館に行った際はイカ刺しなど

食っている場合ではないぞ。

 

 さぁキミも、このフトッチョバーガーを食べて、女子高生からの軽蔑の

視線で痩せるような思いをしてみないか?!

 

 

 

 今や知名度も全国区になりつつある?宮城県ローカルの商売繁盛の神様

といえば『仙台四郎』であるが、一般的には、存命中の写真や肖像画が護

符代わりとして店先に飾られていることが多い。

 

 がしかし、岩手県の某所において、本当に商売繁盛のご利益があるのか

どうか微妙なものを発見してしまった。

 それがこの、北上市のスナック『はつかり』にマスコット?として鎮座

する、仙台四郎みたいな置物だっ!

 

 仙台四郎といえば、通常は『たま』のドラムの人を思わせる坊主頭と柔

和な笑顔が特徴的なはずだが、この『はつかり四郎』の場合、髪が微妙に

伸びているほか、目はカッと見開いており、仙台四郎というよりも、むし

ろ白木みのるに近い印象を受ける。

 肖像画などの元情報が仙台から北上市に伝わる過程で、伝言ゲームのよ

うに顔つきや髪型も変化してしまったのだろうか?

 

 ボックス席が多数あり、スナックにしては大型店舗の部類に入るであろ

うこの『はつかり』も、客はそこそこ入るものの、席がすべて埋まること

もなく、繁盛しているのかしていないのか判別は難しい。

 

 さぁキミも、繁盛しているかは微妙だが、細々と営業しつつ潰れること

もない、そんな店を持ちたいと思ったときは、北上市に立ち寄って、この

仙台四郎似の置物に手を合わせてみないか?!

 

 

 

 先日のこと、出張で訪れた先で偶然にも、昨今まれに見る謎らしい謎を

見つけたので報告しよう。

 

 前置きは抜きにして、それがこの、青森県は八戸市にあるハンバーグ屋

『ビッグフット』だっ!

 

 この店の場合、あまりにツッコミどころが多すぎるため、「謎」の数々

を列挙していこう。

 

・店先に大々的にある看板「メタボ弁当」の販売所からしてまず、全く営

 業している気配がない。この時点で、店自体ほんとにやっているのか?

 と不安に駆られる。

 

・ドアを開けると、いきなり不気味な(おっかない)シェフ型の「バイキ

 ング」の看板が出迎えてくれる。

 

 

・店舗内は、バイク屋、雑貨屋、古着屋、ハンバーグ屋が渾然一体となっ

 ており、ハンバーグ屋部分は店舗の一番奥で薄暗い。どうやら店主のオ

 ヤジ一人だけですべての商売を切り盛りしているようだ。

 

・「ハンバーグを食べたらおかずバイキング(25品)サービス」の看板

 も出ているが、店内を見渡してもバイキングのおかずはおろか、おかず

 を並べるようなスペースすら見当たらない?

 

・この店に限らず、近くの「赤毛のアン」なるハンバーグ屋にも言えるこ

 とだが、メニューは数十種類もあるものの値段設定が全体的に高めで、

 ちょっとしたセットメニューを頼もうと思うと軽く2千円程度は行って

 しまうため注文に苦慮する。これが八戸のハンバーグ屋の標準的スタイ

 ルなのか?

 

・唯一値ごろで量もそこそこありそうな「ミドルプレート」(860円)

 を注文したところ、プレートといえば普通は洋風なイメージがあるが、

 ライスの隣にひじきの煮付け、切干大根など純和風の料理が添えられて

 いる。

 

・ハンバーグの傍に肉団子?が3つ添えられて、足の形になっている。店

 名「ビッグフット」に由来しているようだ。

 

・おかずバイキングはやはりないが、代わりにオヤジが「サービスです」

 と、味噌汁(具はわかめとキャベツ)、モツ煮込み、カレーという、こ

 れまたカレー以外は純和風なおかずを持ってきた!

 

・サービスのカレーは色が黒いため、こだわりのイカ墨カレーか何かと思

 い口に運んだところ、明らかに焦げている味がした。よくよく見ると、

 いかにも鍋の底から剥がれたというような、黒い膜状の「具」も浮いて

 いる。

 

とまあ、挙げればキリがないほどの、所謂パラダイス的なハンバーグ屋な

のである。

 

 がしかし、怪しい雰囲気はこれほどかというほど漂ってはくるが、サー

ビス品のおかずが追加で出てくることもあり、結果的には値段相応以上の

満足感が得られるのもまた、この店の不思議である。

 

 なお、ここまでハンバーグそのものの味に触れていないのは、不味いと

いう意味ではなく、全くインパクトがないぐらい、普通に美味いからなの

である。

 

 さぁキミも、このビッグフットでハンバーグを食べて、そもそも飲食店

の定義とは何か、ということを考え直してみないか?!

 

 

 

海外シリーズ第1弾??

 ぶっちゃけ、最近目ぼしいネタがないために、またも過去の己の偉業を

讃えるシリーズである。

 

 キミは、シンガポールには、スモールマーライオン、ミドルマーライオ

ン、ビッグマーライオンの3つのマーライオンが存在し、旅行パンフやテ

レビなどでお馴染みの、防波堤から港に向かって水を吐いている高さ10

メートル?ほどのものがミドルマーライオンだということを知っているだ

ろうか?

 

 そして、そのミドルマーライオンの背後にある、元祖とも言うべきスモ

ールマーライオンの口から注がれる水を採取している、奇特な日本人の姿

がこの写真だっ!

 

 まず経緯から説明させて頂くと、当時私は仕事の関係で彼の国に計1ヶ

月半ほど滞在しており、事前に現場調査した結果、手を伸ばしただけでは

水を汲めないことを知っていた。

 このため、わざわざ現地のデパートで箒の柄の部分のみを買い求め、斜

めにカットしたペットボトルと接着した「治具」を作成した上で、いかに

もテニスラケットか何かのようにリュックに入れて、改めて現地に赴いた

次第である。

 

 なぜこのように用意周到に事に当たらねばならなかったかと言うと、シ

ンガポールは法律が厳しい国ゆえ、観光地(以外でも)でおかしな行動を

すればと、警察にしょっ引かれる可能性が大だったからである。

 

 ちなみに、この時にゲットした「マーライオン水」は、帰国後に小洒落

たガラス瓶に封入した上で、当時好きだったおねぇちゃんにプレゼントし

たものの、いま冷静に考えれば至極当然のことであるが、それ自体が「求

愛行動」であるとは見做されなかったということを申し添えておかねばな

るまい。。。

 

 なお、マーライオン水を汲んだこと以上に、海外にも拘らず足もとは現

在と同じく「健康サンダル」を履いているということにもぜひ刮目して頂

きたい。

 

 さぁキミも、シンガポール旅行に行ったなら、病気がちなおとっつぁん

のために、このマーライオン水で朝鮮人参を煎じてみないか?!