数多のドリフファンが、死ぬまでに一度はやってみたいことの一つとい

えば、やはりバカ殿のメイクであろう。

 そして、そんなバカ殿を愛して止まない人たち垂涎の品が、わが家のク

ローゼットで今や遅しと出番を待っている。

 

 それがこの、志村けん本人も御用達のバカ殿メイクセットだっ!

 

 セット内訳はというと、まずは白塗りファンデーションと唇用のライニ

ングカラーなるもの。次は、アイライン用ペンシルと眉毛用の黒いスティ

ックファンデーション。

 そして最後に控えるのは、これらファンデーション類が相当に落ちにく

いとのことで用意された、専用のクレンジングだ。

 

 実はこのメイクセット、前職の退職記念品として元同僚から送別会の席

で貰ったものだが、倅3人にバカ殿メイクをさせた来年の年賀状を作ろう

としたものの、頑なに拒否されて未遂に終わってしまったことをここで報

告しておかねばなるまい。

 

 さぁキミも、このセットでバカ殿メイクを施したなら、嫁の年齢を聞い

た上で「爺、布団をひけ!」の名ゼリフを吐き、家族の冷たい視線に晒さ

れてみないか?!

 

 

 

世はまさに就職難の時代。

 

 卒業しても就職できない大学生のほか、会社が買収されて転職を決意し

たものの、年の数ほどの企業に応募して不採用通知をもらいまくった40

サラリーマンなど、何れもどこかで聞いたような話だ。

 

 がしかし、そんな大学生や一般サラリーマンでも、めったにお目に掛か

れない不採用通知が我が家にあった。

 

 それがこの、全日本プロレスの不採用通知だっ!

 

 全日本プロレスに履歴書を郵送したのは、折しも三沢光晴を筆頭とする

「四天王」プロレスの全盛時代。当時日本中にゴマンといた勘違いプロレ

スファンからの書類に、社長であったジャイアント馬場氏がいちいち目を

通していなかったであろうことは容易に想像できる。

 

 また、この不採用通知は2通目で、遡ること約2年前に応募した際は、

(3)に○印がついた書類が送られてきたことを、ひと言申し添えておこ

う。

 

 さぁ、独立系ケー○ルテ○ビ局社員のキミも、商社系や通信系の大手資

本に会社が買収されて以降自分の処遇がおかしいと思ったら、一刻も早く

身の振り方を考えてみよう!!

 

 

 

歌は世につれ、世は歌につれ、隣りの婆さん孫をつれ。

 

 歌謡黄金期といわれた昭和後期以降、二次会の王道といえばやはりカラ

オケであるが、21世紀の現代には、昭和歌謡の名司会者であった故・玉

置宏氏も驚愕のカラオケ店が登場していた。

 

 それがこの、仙台は国分町のアニメソング専門カラオケバー『アニソン

酒場』だっ!

 

 このアニソン酒場、いざ入店してみれば、客層は文字通り老若男女で

幅広い。

 若者が選ぶ曲など、昭和のアニメで育った世代には何の主題歌かさっぱ

り分からず、恐らく逆もまた然りと思われるが、そこは何となくお互いに

気を使って、拍手や手拍子でエールを送り合うのが店内の暗黙のルールに

なっている。

 

 更に、追加料金500円を払えば、衣装を借りてコスプレができるとい

うサービスがあるほか、間違ってアニメと関係ない歌を選曲しようものな

ら、店員が手動で即取り消すという、最新のシステムも導入されている。

 

 さぁキミも、アニソン酒場で周りの視線など気にせず『赤胴鈴之助』を

リクエストをしたなら、サビの部分で「♪がんばーれ、つーよいぞ、ボク

らのなまか!」と東八郎バージョンで熱唱し、周りの若い客からポカーン

とされてみないか?!

 

 

 

 韓国のバーベキュー事情については、2004年の本稿にて既報のとお

りであるが、この度初めて、彼の国の焼肉事情についても知る機会を

得た。

 

 見よっ! これが韓国大型焼肉店の日常だっ!

 

 日本では、高給寿司店や大手スーパー鮮魚売場などを中心に、主に

客寄せを目的としたマグロ解体ショーを行なうことが珍しくないが、

これは牛の解体ショーとでも言うべきか。

 

 しかもこの解体ショー、実際はショーというより単なる調理・下ご

しらえのようで、客の有無に拘らず黙々と続けられており、景気のい

い掛け声で肉の注文を煽るという訳でもない。

 

 解体場所も、店の玄関を入ってすぐの、入店客から便所に行く人ま

でごった返しているような場所だが、衛生面云々などという野暮なこ

とは敢えて言うまい。どうせ焼くのだから。

 

 さぁキミも、この韓国の焼肉店に行ったなら、解体作業をじっくり

と観察し、杉田玄白の如く『解体新書(牛版)』でもしたためてみな

いか?!

 

 

 

 古今東西、セーラー服に目がないという御仁は多いものである。

 

 殊に、現役学生時代に世間にから隔離され、間近で生の女子高生を見る

機会に乏しかった国立高●生にその傾向が強く、コンプレックスを抱いて

いるケースが多いことが、帝国データバンク調べで明らかになっている。

 

 そして、そんな迷える男たちを合法的に救済してくれる、現代のマザー

テレサ、あるいは赤十字の父ことアンリー・デュナンのようなありがたい

お店が仙台市内にあった。

 それがこの、女子高生のようで女子高生ではない女の子たちがもてなし

てくれる店『JKバー』だっ!

 

 この『JKバー』、基本的にセーラー服もしくはブレザー等、制服を着

たガールズバーと思ってもらえば良いのだが、知人と一緒にはしゃいでし

まい、延長して計2時間ほど居たというのは、ここだけの秘密だ。

 

 ちなみに、写真に映っている(仮想)女子高生が、実は名刺の校長先生

その人だというのは、行ってみないと分からないミニサプライズである。

 

 さぁキミも、勇気を出してこのJKバーに通い、普段は包み隠している

己の欲望と、真摯に向き合ってみないか?!

 

 

 

涙には幾つもの思い出がある。

心にも幾つかの傷もある。

 

 そして、会社の壁には貼っていいものと悪いものがある。コンプライ

アンスだ何だと煩い会社は、特にそれが顕著なのだ。

 

 がそんな中、自分が勝手に貼ったにも拘らず、一向に剥がされる気配

がないものがある。

 それがこの、アントニオ猪木自筆(コピー)の『道』の張り紙だっ!

 

 この張り紙、以前アントニオ猪木酒場に飲みに行った際、ジョッキの

下に敷くコースターを持ち帰って拡大コピーしただけのものだが、東京

から社長をはじめ如何なる役職の人間が訪れても、誰も「剥がせ」と指

示する者は居ない。さすがはアントニオ猪木の神通力というべきか。

 

 例えるなら、壁に貼ってある魔除けの護符の類を「剥がせ」と言う人

間が居ないのと同じことであろう。

 そんなステレオタイプの罰当たり人間がどのような運命を辿るかとい

うことは、日本人は『ゲゲゲの鬼太郎』で何百回と見せつけられている

のだから当然である。

 

 さぁキミも、会社の壁にこの『道』の張り紙を貼った上は、調子こい

てジャイアント馬場の『独占』ポスターなんかも貼ってみないか?!

 

 

 

 今年もまた、初回限定版の特典に半分つられて、ドリフのDVDボック

スを購入してしまった。

 

 その特典がこの、8時だヨ!全員集合の、いわゆる「母ちゃんコント」

における『ケン坊の服』だっ!

 

 この服、実は上下セパレートではなく、後ろのチャックを開けて着るタ

イプだったというのは、40年生きてきて初めて知った事実である。長生

きはしてみるものだ。

 

 実際のコントで使われていた物も、本当に同じ仕組みだったのかと言わ

れれば検証のしようもないのだが、そこは全員集合のタグに免じてファン

タジーとしておこう。

 

 さぁキミも、このケン坊の服を着たなら、ちゃぶ台の前に座り、タライ

やボール、ネコなどが落ちてこないか、自宅の天井を念入りにチェックし

てみないか?!

 

 

 

 今年2月のこと、元同僚の結婚披露宴(パーティー)の席に、ザビエル

の再来とも言われる、高名な司祭が現れた。

 

 それがこの、栗原郡一迫町(くりはらぐんいちはさまちょう−合併によ

り現在は栗原市の一部)の一迫町キリスト教会から派遣された、ダニエル

神父だっ!

 

 このダニエル神父、今年で40歳を迎えたとのことで、カタコトの日本

語で披露宴の立会人を勤めながらも、時折「自分は何をやっているんだろ

う」的な表情で遠くを見つめる姿が痛々しい。妙に光沢のある司祭服は、

「アマゾンで買った」と言っていた。

 

 鼻の高さを除けば、知人の佐藤某氏にそっくりで、本人も「双子の兄」

と言って憚らないが、このあたりの設定は、実は天龍源一郎とその分身で

ある『大ハヤブサ』がモチーフになっているということは、本人以外にあ

まり広がっていない。(詳細はウィキペディアで確認を)

 

 ここで、結婚を祝福してダニエル神父が新郎新婦に語りかけた、聖書の

一節(ヨハネの福音書第42節)を紹介しよう。

 

 お二人が結婚するにあたり、我らが主なる神は、いつでもあなたたちを

 見守ります。

 隣を走行しているのは、神様です。

 横断歩道を渡っているのも、神様です。

 神様は、常に私達を見ています。

 アーメン。

 

 某会社で毎朝朝礼の際に唱和される、ありがたいお言葉とは一切関係な

いということをお断りしておく。

 

 さぁキミも、友人知人の結婚が決まったならば、『教会ポスト』に手紙

を出して、弾けすぎて翌日少し後悔気味だったダニエル神父を呼んでみな

いか?!

 

 

 

 さぁ、2012年も、過去の華やかなりし時の楽しい思い出に逃避する

シリーズだヨ。

 

 会社の買収に伴って、既になくなってしまった設備なので、もはや時効

ということで掲載しよう。

 

 これが、我々が構築および運用をしていた、ケー●ルテ●ビによるイン

ターネットサービス提供の中枢となる設備、『センターモデム』という代

物だっ!

 

 見れば分かる人は分かるだろうが、100%私と同僚のI氏との共通の

趣味によって、機器の1台ごとに聯合艦隊の航空母艦の名前が付けられて

いる。

 センターモデムが、機器の機能として、多数の端末モデムを通信上「収

容する」という観点から、航空母艦名を拝借したこということは語るまで

もないが、所謂サーバーと違い、別に1台ずつ命名しないと運用に支障が

出る訳でもない、という辺りが1つのミソである。

 

 そして、このセンターモデムは、収容端末数(≒顧客数)の増加やサー

ビス提供エリアの拡大に伴って、その台数を増やす必要があるのだが、最

終的には予備機を除いても32台体制となり、後に『名前の枯渇問題』と

いう、全く技術的ではない所で頭を悩ませる事態に至ったことも付け加え

ておかねばなるまい。

 そもそも、我々が難なく命名できる数の航空母艦があれば、日本はかの

大東亜戦争において、敗戦することもなかったはずなのである。

 

 更に、センターモデム自体を集約させた『スロット型』と呼ばれる高速

インターネット用の次世代センターモデムが登場すると、いよいよ付けら

れる名前がなくなり、ついに戦艦『大和』と『武蔵』を登場させざるを得

なかったのは、皮肉にも聯合艦隊そのものの歴史と重なる部分があるかも

知れない。

 

 蛇足ではあるが、サービスの安定供給・無停波を祈願して設置した神棚

は、勿論靖國神社から拝領した御神札を祀っている。

 

 さぁキミも、我々と同じように、聯合艦隊に拘った末に米国資本の会社

から買収され、挙句これまでの価値観まで全否定されるという、21世紀

の敗戦気分を味わってみないか?!

 

 

 

 日本人になりすました売国議員が消費税増税を声高に叫ぶ暗い昨今であ

るが、同じ会社の大食い某氏が買った書物に載っていたその情報は、我々

を『増量』という一筋の光明で照らしてくれた。

 

 それがこの、仙台市泉区の某健康増進センター1階に同居する『レスト

ラン冠(かむり)』の隠れ名物メニュー、『満腹ジャンボチキンカツ丼』

だっ!

 

 この満腹ジャンボチキンカツ丼、まずそのボリュームは、某氏が買った

仙台B級グルメに関する書物によると、総重量1.2kgだという。にも

かかわらず、ミニそばとセットにしても890円というリーズナブルさ。

 追加料金110円を払えば、更に大盛りにすることも可能で、大盛りの

場合、その重量は1.5kgに達すると思われる。(もう160円追加す

ると、セットのミニそばも大盛りに変更可能。)

 

 しかも、それだけではない。大盛り系の店というと、どうしても量が最

優先で大味なイメージが付きものであるが、この冠に関しては、ただ美味

いだけではなく、何というか、どのメニューも上品な美味さなのである。

 したがって、客層も学生などは皆無で、むしろ主婦層がメインとなって

いる。

 

 なお、わずか1,150円で食べられる300gの『冠ステーキ』もあ

り、あまりのコストパフォーマンスの良さに、会社の昼休みに2日続けて

行ってしまったことは、ここだけの秘密にしておこう。 

 

 さぁキミも、このレストラン冠に連日通って、中性脂肪・尿酸およびコ

レステロールを増進させてみないか?!