
世間ではいま「○○系」といった具合に、味や出汁あるいは地域によっ
てラーメンの細かなジャンル分けがなされ、数多くのラーメン店が日々鎬
を削っている。
そんな中、宮城県黒川郡富谷町の一角には、全国的にも珍しい「メタル
系」のラーメン屋が存在する。それがこの「ヘルズキッチン」だっ!
このヘルズキッチン、本当に閑静な住宅街の中に建っているのだが、一
歩店内に入ると、装飾からすべてがハードロックというかメタル系。ちな
みにラーメンのどんぶりもメタル(金属)製だ。
小上がりに設置されたTVでは、海外のライブビデオが常時BGM代わ
りに大音響で映し出されており、エレキギターと聞いて田端義夫の「かえ
り船」を連想してしまうお父さんなどは、ラーメンを食う前に精神をやら
れてしまうであろう。
メニューはというと、「アルティメッ豚骨」と名付けられた超ドロドロ
濃厚な豚骨スープがベースで、これに鮪や鰯、海老などの出汁・エキスが
加えられて「アルティメッ豚骨鮪」「アルティメッ豚骨鰯」といった各種
バリエーションが存在する。
中でも「アルティメッ豚骨久留米」は、店主がメニュー表に「豚がお湯
に溶けただけ」「胃もたれで苦しんで下さい」と解説を書くほどの形容し
難い濃厚さで、飢餓で苦しむ人々に与えたりしたら、突然の高カロリー摂
取で死んでしまうほどのレベルである。
さらに、夜限定メニュー(昼でも注文可の場合あり)として、二郎系を
意識した「OZZY郎(オジロウ)」と「PAGE郎(ペイジ郎)」など
極太麺のラーメンもあり、アルティメッ豚骨とともにいずれ劣らぬ超濃厚
スープで食えば胃もたれ必至ではあるが、しばらく経つと無性にまた食い
たくなる、麻薬並みに常習性の高い店なのだ。
さぁキミも、このヘルズキッチンにラーメンを食いに行ったなら、勇気
を出して店員に「寺内タケシとブルージーンズのビデオを掛けてもらえま
せんか?」とお願いしてみないか?!

やあ今月は、ネタ切れのため更新が月後半になった上に、本当にしょー
もないやっつけ企画だよ。
世の中には紛らわしい名称のものが存在する。
見よ!それがこの、少し大きめなだけのただの洗濯ばさみ「ジャンボピ
ンチ」だっ!
「ジャンボピンチ」と聞くと、どうしても写真右上のように天龍源一郎
から延髄斬りを食らったり、はたまた左下のように三沢光晴の切り返し技
でフォールを奪われそうになる全日本プロレスの元レスラーを想像してし
まうが、そうではない。これはただの洗濯ばさみなのだ。
さぁキミも、どーでもいいような日用品の話を強引に膨らませてホーム
ページ更新を取り繕って、小さなピンチを脱してみないか?!

さぁみんな、今月も切ない現実のサラリーマン生活を忘れて、華やかなり
し時の楽しい思い出に逃避するシリーズだヨ。(これも7〜8年ほど前の写真です)
♪はたらくおじさん はたらくおばさん こんにーちーわー!
キミたちは、かつてNHK教育で放送していた「はたらくおじさん」なる
番組を覚えているだろうか?
小学生のタンちゃんと犬のペロくん(何れも声のみの出演)が、毎回様々
な職業のおじさんおばさんに密着して、その仕事ぶりを紹介するという番組
なのだが、後年、男女雇用機会均等法を意識してか「はたらくひとたち」と
改題している。
そして、結局何が言いたいかというと、タンちゃんペロくんに代わって、
その方面の仕事を一度見てみたいという若いおねぇちゃん二人を、社会見学
として「ストリップ劇場ではたらくひとたち」の元へ案内したのが、この写
真なのである!
2009年の謎でも記しているとおり、1,000円払えば好きなポーズで踊り子
さんのポラロイド写真を撮れるシステムになっているのだが、紳士然として
財布から千円札を取り出し、娘二人に男の生きざまを見せつけようとしてい
たら、ひょんなことから踊り子さんを中心に集合写真を撮ることになってし
まったという次第。
さぁキミも、もし「仙台ロック」に社会見学に行って、不況の中でも懸命
に働く人たちの姿を目に焼き付けたいんだったら、割引券をたくさん持って
いるから分けてあげるよ?!

この画像は既に放送から5年以上も経過したので、そろそろ時効?とい
うことでHPで公開してしまおう。
もはや事前説明は要るまい。これが、独立系ケーブルテレビ会社社員の
本来あるべき仕事風景だっ!
一応、会社の作業着は羽織っているものの、履いているのはタイガーマ
スクのタイツとリングシューズ。何れも社会人になって初めて貰ったボー
ナス(前職)で買い揃えた、ご自慢のコスチュームである。
仙台市内で開催される試合のPRのため自主放送番組に出演した、某み
ちのくプロレスの気仙沼二郎(けせん・ぬまじろう)選手に、対戦カード
の見どころなどを聞いた後、最終的にはプロレス技を掛けられて『あ痛た
たたたた!ギブ!ギブ!』で収録を終えるという、王道のさらにど真ん中
を行くインタビュー形式。まさにこれをやるために、この業界に就職した
と言っても過言ではない。
ちなみに、沼二郎選手は大変気を遣って、その表情とは裏腹に、とても
やんわりとヘッドロックを掛けてくれていたことを、一言付け加えておか
ねばなるまい。
さぁキミも、こんな楽しい仕事ができる会社だったのに、大手に買収さ
れてしまったことで仕事の内容も激変し、膨大なルーチン業務に追われて
鬱々と日々を過ごす、面白くもなんともないサラリーマン生活を送ってみ
ないか?
がんばろう東日本! がんばろう俺!

ご当地ヒーローシリーズ第3弾!
今度も仙台市のヒーローなのであるが、厳密には仙台市ではなく、仙台
市のとあるお寺発祥のローカルヒーローが居た。
それがこの、曹洞宗金剛宝山 輪王寺に属する『森の精霊・緑の戦士 植
樹マン』だっ!
この植樹マン、元はといえば輪王寺が森を守るため独自に行なっている
植樹イベントのキャラクターとして登場し、以前はもう少し人間っぽい身
なりで、これまた某みちのくプロレスのリングで悪のマスクマンと戦って
いた筈なのだが、いつの間にか石ノ森章太郎風のデザインにモデルチェン
ジして、最近は少女バレエ団とミュージカル活動を行なっているらしい。
実は、不肖私の嫁が、中東の腰振りダンスに取り憑かれている関係で、
紹介されたバレエ教室の発表会で出てきたのが、このリング上の戦いを忘
れた植樹マンだっという訳だ。植樹マンのエコ活動方針の転換、および森
を守るというテーマのミュージカルはまあ良いとして、前座が普通にバレ
エの発表会のため、見ていて少しこっ恥ずかしかったことを付け加えてお
こう。
さぁキミも、この植樹マンのミュージカルを見に行ったなら、ヒーロー
ショーを見るぐらいの軽い気持ちで行ったにも拘らず、ぱっつぱっつの白
タイツを履いた青年がこんもりした股間で華麗に舞う姿を見せ付けられて
どぎまぎしてしている、そんな父兄たちの様子を観察してみないか?!

キミは忘れていないだろうか? いや、実は私が忘れてしまっていたの
だ、この「今月の謎」で第2回目に取り上げた「石原プロ名物 炊出しカ
レー」の存在を。
大震災には遭遇したものの、幸い被災の程度が軽かったのと引替えに、
一生に一度食えるかどうかの石原軍団の炊出しには、とうとうありつけな
かったとがっかりしていた矢先、冷蔵庫の上から埃を被って出てきたのが
このカレー。
さすがに賞味期限を10年以上過ぎているため、即刻捨てるつもりでい
たのだが、本物の炊出しが味わえなかった代わりにと、食せるかどうか試
してみようと思ったのが今回の謎だっ!!
まず箱を開けると、何気にちょっとカッコよくて丈夫そうなプラスチッ
クの皿が出てきたので、これは取って置くことに。レトルトカレーは、な
ぜか更に箱に入っているという無駄に厳重な梱包。
そしてここで、ショッキングな現実を目の当たりにした。なんと、レト
ルトごはんが経年劣化で、半分ほど黄色く変色していたのだ。まぁ賞味期
限を10年も過ぎれば致し方ないか。
さて気を取り直して、レトルトのごはんとカレーを加熱することに。賞
味期限が過ぎている分、説明書より長めに熱湯で加熱すると、カレーの方
は少し「牛臭い」気もするが、まずまず普通の出来上がりに。
ひと口食べてみると、辛さは全く感じず、牛臭さが一層口に広がるのだ
が、賞味期限が切れて辛味が飛んでしまったのか、元々こんな味なのかは
謎のままだ。
問題はごはんである。ビニールの蓋を取ると、加熱前にも増して黄色み
ががって来た気がするし、それ以上に、何か化学物質のような、食べては
いけないものの匂いがする。
が、怖いもの見たさで一粒口に入れると、あれ?意外と食える。真偽を
確かめるため、さらに一粒が二粒、二粒が三粒と口に入れる量が増え、ど
うせならカレーと混ぜて食ってしまえ、となって結局は完食。
長々と書いてしまったが、さすがは石原軍団のカレー、10年経ってか
ら食しても腹を壊すことはなく、変わったことと言えば、食った後の屁が
尋常でなく臭かったことぐらい。
さぁキミも、震災に遭ってしまった時は、この「石原プロ名物 炊出し
カレー」で何とか食いつないで、杉良太郎が炊出しに来るまで待とう!

ご当地ヒーローシリーズ第2弾!
ローカルヒーローとは言え、悪と戦うために普段は人里離れた場所で修
行にいそしむ、山形県の『ガ・サーン』などストイックなヒーローとは対
照的に、土日は主に生計を立てる活動に従事、あるいは兼業と言った方が
よいかも知れないが、そんなヒーローも東北には居た。
それがこの、宮城県のローカルヒーロー『王食フードファイヤーBBQ
烈怒』だっ!
実はこのBBQ烈怒(たぶんビービーキューレッドと読む)、某みちの
くプロレスの会場入口付近で焼きそばを焼いている(販売も)姿を過去に
何度か目撃しているのだが、単なる特撮+プロレス好きのテキ屋が趣味と
実益を兼ねてコスプレしているのだと思い、ローカルヒーローだとは露ぞ
知らなかったというのが正直なところ。
ちなみに写真は、仙台市内の震災チャリティーイベントで登場予定だっ
た別のローカルヒーローが“諸事情”により来られなくなったため、会場
でいつも通り焼きそばを売っていたBBQ烈怒が急きょヒーローショーの
主役と握手会をムチャ振りされ、半ばやけくそ気味ではあるが懸命に代役
をこなしている姿である。
さぁキミも、どこぞの首相よろしく国民を騙すために今更福島産キュウ
リを齧るなんて下卑たマネはせず、被災地の支援活動にも熱心なこのBB
Q烈怒の焼きそばを食うことで、違った形での震災復興に協力してみない
か?!

日本列島に未曾有の被害を及ぼしている東日本大震災。
震災によって食糧や水・燃料、その他生活物資が極端に不足する中、被
災地に対する公的な支援のみならず、我々のような比較的ダメージの軽い
地域に住む者へも、大変有難いことに、友人や親類縁者、関連会社等から
様々な支援物資が届けられている。
そして今回、そのようにして届いた物資の中に、もはや昭和の時代に絶
滅したと思っていた、幻の食物を見出した。
それがこの、幼稚園のときに食ったことがある「バナナの形をしている
が食感は石灰みたいなあのお菓子」だっ!
このお菓子、何十年ぶりに見かけたにも拘らず、脳裏をよぎるのは当時
の懐かしい思い出ではなく、幼稚園のときでさえ貰って困った苦い記憶だ
けという、まさにトラウマを砂糖で固めたような食物である。
しかも、いつの間にかカルシウムまで含まれていることになっており、
健康面をアピールしてはいるが、昔も今も健康に全く良くなさそうな色あ
いは変わらず、更にその食感からも「元からカルシウムが主成分なんじゃ
ねーの?」という疑念は拭いきれない。
さぁキミも、このバナナようでバナナでないお菓子を食べたなら、何か
と美化されがちな昭和の時代にも辛いことはあったんだと思い直して、震
災後の新たな一歩を踏み出してみないか?!

ババァーーーン!
本邦初公開! あちこちにこの焼肉屋に関するブログはあっても、意外
と誰も載せていないものがある。
それがこの、以前も「今月の謎」で紹介した「伝説の焼肉屋、ぽっこの
肉(カルビ2人前)」の写真だっ!
※携帯で撮ったため、暗くてよく分からないので、写真の色調は補正し
てあります。その辺はご愛嬌ということで。
隣のネギと比べれば、肉の厚みのほどがお分かりいただけるだろうか。
厚さ2〜3センチの肉、肉、そして肉である。これで1人前が1,000円と
いうのだから、通常の焼肉屋はおろか、ステーキ店に行くのもバカらしく
なるほど。
しかも、肉は馴染みの肉屋から直接仕入れているというだけあって、臭
みなどは全く感じられず、とても柔らかくてジューシー。更に、焼いた後
に「お母さんの体液が主成分」(本人談)といわれる秘伝のタレをつける
ことで、この上なく美味くなるのだ。
さぁキミも、この極厚の焼肉を食ったなら、名物の濃密なエロ談義に花
を咲かせて、70歳を超えたお母さんの秘密の花園から、更なるタレの成
分を溢れ出させてみないか?!

我が国では古来より、例えば弘法大使が残した○○、義経が腰掛けた○
○、弁慶が持ち上げた○○といった、歴史上の人物ゆかりの史跡が、数々
の伝説とともに各地に残っている。
そして今ひとつ、青森県内のとある地にも、リビングレジェンド(生け
る伝説)ゆかりの史跡があった。
それがこの、「志村けんが訪れたことを示す焼いか屋の記念碑」だっ!
この史跡、写真を見て分かる人は分かるだろうが、映画化されるまでに
至った「わさお」なる犬を飼っている、焼いか屋の敷地に建っている。
某団体旅行で近くのホテルに宿泊した際、観光バスで立ち寄ることにな
り、皆はこぞって犬の写真を撮っていたのだが、そんな犬には全く興味が
なく、むしろ偶然見つけた燦然と輝く記念碑に心奪われ、ひとりこの写真
を撮っていた次第。
さぁキミも、由利徹がぐにゃぐにゃ曲がる足を治療した接骨院や、ケー
シー高峰が頬ずりしてぶつぶつになった岩など、身近にありそうな史跡を
改めて探してみないか?!

在日外国人等に起因する凶悪犯罪が増加する昨今、警察官による不祥事
も後を絶たず、日本の安全神話を危ぶむ声が広がっている。
だがそんな中でも、我々が日々安全に暮らすことができるのは、実は警
察とは別に、各都道府県ごとに治安を守る組織が結成されているからであ
ることを、キミたちは知っていただろうか?
そして、山形県内の平和を日夜守っているご当地ヒーローが、この『出
羽戦士 ガ・サーン』(写真右)だっ!
このガ・サーン、常日頃は霊峰月山で修行に明け暮れつつも、いざ山形
県に危機が訪れると「速新だだちゃ拳」「さくらん棒」といった県内各地
の名産加工品を武器に、悪のヤマガリ一族と戦い続けているのだそうだ。
しかも、悪の組織との抗争とは別に、県内の交通安全イベントに参加し
たり、休日のショーに出演しては、何百年ぶりかで山を下りてきたという
設定だけに「ポケベルが売っていない」といった小ボケをかまして笑いを
取ったりと、山形県民のために土日の隔てなく働いている。
ちなみに、白い方の人は悪の組織の幹部のような出で立ちであるが、実
はガ・サーンの仲間の『ザオウ』で、普段はに置賜地方を中心に活動して
いるらしい。
さぁキミも、今から一念発起して心身を鍛え上げ、あまりの甘さで敵を
弱らせて合併鶴岡市を守る『羽黒戦士 コキョー』や、無免許医ながらも
最上町を医療崩壊から救う『医学戦士 ケーシー』など、更にローカルな
ご当地ヒーローを目指してみないか?!