仙台市の閑静な新興住宅地に、世界遺産にも指定されるほどの古代遺跡

が出現していたことをキミは知っているだろうか?

 

 それがこの、仙台市宮城野区新田(しんでん)地区に聳え立つ賃貸マン

ション、その名も『パルテノン新田』だっ!

 

 このパルテノン新田、共用玄関が神殿チックであるようなないような微

妙な石造りのデザインであること以外、彫刻が配置されているでもなく、

「本家?」のパルテノン神殿を思わせるものは何もない。

 

 だが逆に、現代にその姿を残すギリシャの遺跡群こそ、本来は神殿など

ではなく、2400年前までは賃貸の集合住宅だった可能性はないのだろ

うか?

 その理論で行けば、この賃貸マンションも2400年経てば鉄筋コンク

リートの柱だけが残り、後世において古代の神殿跡であったとの解釈がさ

れているかも知れない。

 

 さぁキミも、白髪の老人になったらこのパルテノン新田に引越して、聞

かれてもいないのに「とんでもねー、あたしゃ神様だよ」と答えてみない

か?

 

 

 仙台市泉区泉中央の某店は、たい焼き屋なのに肝心のたい焼きはまるで

売れている気配がなく、それとは別に、本業を凌駕するほどの謎の人気メ

ニューで固定ファンの心をがっちり掴んでいる。

 

 それがこの、たいやき本舗・藤屋の「たいやきラーメン」だっ!

 

 このたいやきラーメン、ラーメンそのものはうどんのような極太麺とい

い味付けといい、最近流行り?のいわゆる『二郎系』なのだが(写真は大

盛り+野菜増し)、二郎といっても最近また倒れて明治座公演出演を断念

することになった、コント55号の人ではないぞ。

 

 そんなコテコテの二郎系ラーメンに、中身が甘系ではない(これも謎と

しておこう)にしろ、モチモチの白いたいやきをトッピングするのである

から、この組合せはまさに、小柳ルミ子&大澄賢也級の出会いである。

 

 さぁキミも、まいにちまいにち同じサイクルの繰返しで店のおじさんと

喧嘩したり、サメに追いかけられて目玉がぐるぐる廻るほど腹ペコになっ

たときは、この藤屋のたいやきラーメンを食べてみないか?!

 

 

 先日の勤務中のことである。仙台市若林区某所にて、私は偶然にも極め

てドリフ的な建造物を発見した。

 

 それがこの、「ドリフの早着替えコントに出てくるみたいな棟続きのア

パート」だっ!

 

 このアパート、1階に駐車スペース等があって分かりにくく、一見する

と何の変哲もないアパートのようであるが、よく見ると2階部分に入口が

ない。即ち、2階建ての家が連続したような構造になっている。

 ということは、そう、あの「ちょっと、加藤さんの奥さ〜ん」と主婦役

のいかりや長介が呼びかけると、他のメンバー全員も泡食って着替えて主

婦役で出てくるという、あのコントの5軒並びの家のセットとそっくり、

というか同じ造りになっているのである。

 

 実物は5軒を越える7軒並びになっているため、コントを再現するとし

たら、死んだいかりや長介に加え、こちらも死んだ荒井注と、更にすわし

んじまで参加してもらわないと成立しないのであるが、このアパートを設

計した「匠」は、よほどのドリフマニアに相違あるまい。

 

 さぁ独身のキミも、このドリフチックな長屋に引越して、ダミ声の主婦

や肥満の女子高生、ボケた爺さんなどを演じて、ひとり身の寂しさを一層

際立たせてみないか?!

 

 

 仙台市の卸町といえば、中央卸売市場のある町であるが、この一角にと

てもマニアックな女性の立像があることを、キミは知っているだろうか。

 

 それがこの、「産業見本市会館 サンフェスタ」正面ロビーに立つ、謎

の木製巨大裸婦像だっ!

 

  この裸婦像、突き出した頬骨に大きなエラ、そして独特なデザインの髪

型という、およそ一般的な日本人とはかけ離れた容姿もさる事ながら、そ

の身の丈は2mを優に超え、「人間山脈」と称されたアンドレ・ザ・ジャ

イアント(故人)よりもまた更にひと回り大きい。

 一見、何処となくアフリカ系の女性のように思えなくもないが、その割

にはよくTVで見掛ける、ハンモックに揺られながら片方を子どもに咥え

させているような垂れ下がり気味の乳ではなく、意外と小ぶりな乳と乳首

だという点も、この「木製のヴィーナス」のモデルとなったであろう女性

の出自を曖昧にしている。

 

 がしかし、この裸婦像を見るたびに私の想像をかき立てるのは、一体ど

この民族の女性をモデルにして、何ゆえロビーの、しかも公衆電話の隣と

いう微妙な位置に立たせたのか、といったことよりも、もしも風俗店等に

行って「はじめまして、ユイでーす」と低い声で、この像のモデルになっ

た天井を突くような女が、これと同じ姿で出てきたらどうしようか、とい

うことである。

 

 さぁキミも、卸町サンフェスタでこの巨大裸婦像を写真に収めたなら、

「大柄でこれに似た女のコは居ますか?」と国分町の風俗街を尋ね歩いて

みないか?

 

 

 石巻駅から石ノ森萬画館へと続く、通称「石巻マンガロード」。このマ

ンガロードには、意外と見過ごしがちだが、実はあってはならないものが

存在した。

 

 それがこの、洋服店「メンズセンターDAN」前に立つアンパンマンの

像だっ!

 

 マンガロードといえば、言わずと知れた石ノ森章太郎作品のモニュメン

トが立ち並ぶ通りであるが、その中になぜか一体だけ、やなせたかし作品

が。しかも、完成度もかなり微妙で、いかにも「無理やり立たされてる」

感漂うその姿は、道行く人をどこかもの哀しい気分にさせる。

 これを敢えてマンガロードに置くからには、店主がよほど石ノ森章太郎

に恨みでもあるのだろうか?

 

 さぁキミも、このメンズセンターDANの洋服で装いも新たに、道端に

空腹で倒れている人がいたら、「ボクの顔をお食べ」とニッコリ微笑む、

頼り甲斐のある男を目指してみないか?!

 

 

仙台の名店シリーズ第?弾

 国分町のとある居酒屋には、見た目は相当デカイのに、さして腹いっぱ

いにもならない、何とも不思議なメニューが存在する。

 

 それがこの「大衆料理 魚しげ」の名物料理、「骨付きマグロ中落ち」

だっ!

 

 この骨付きマグロ中落ち、名物料理とは言っても特段料理された形跡は

ない。3枚(?)に下ろしたマグロの背骨をただ皿に置いただけで、あと

は客が背骨周辺についた身=中落ちをスプーンで一所懸命削ぎ落とすとい

う、作業もセットになったメニューである。

 しかも、両面とも身を削ぎ落とした後の骨を見ると、誰もが口を揃えて

「持って帰って出汁を取ったらうまそう」と言うのは何なのだろうか?

 

 さらにこの魚しげ、中落ちだけではなく、マグロの目玉の刺身やダチョ

ウの唐揚げなど、キワモノ系のメニューも揃えているが、それだけで支持

されているのではない。

 巨大なホッケ焼きをはじめ基本的に盛りのいいメニューが多いほか、各

種ドリンク類までも盛り(濃さ?)がよく、3杯も飲むとヘロヘロになっ

てしまうという、まさに安上がりな大衆向けの居酒屋なのである。

 

 さぁキミも、オーストラリアから反捕鯨思想の友人が来日したなら、こ

の魚しげに招待して、鯨とマグロづくしでおもてなししてみないか?!

 

 

 人生の中では往々にして、イメージと現実とのギャップにショックを受

ける、ということがある。

 例えるなら、マク●ナルドで写真とは明らかに違う薄すっぺらーいハン

バーガーが出てきた時や、TVで二人並んだ姿を見たら小錦が猪木より小

っちゃかった、などがそれに当てはまるだろう。

 

 そして、ここにまた一つ、我々をプチ絶望へと導く新たなアイテムが現

れた。

 それがこの『8時だよ全員集合』DVD第4弾の初回特典、ドリフのタ

ライだっ!!

 

 このドリフのタライ、形状的にはコント中の一番最後に落ちてくる、い

わゆる「大きいタライ」を模してはいるが、そこはDVDと同梱される付

録だけあって、実際の大きさは直径20センチ程度と極めて微妙。

 このため、ドリフのマネをして頭に落としたところで、さほどインパク

トもなく、かといって当然風呂で使うこともできないという、はっきり言

って『全員集合』のシールが貼られていなければ、大した意味もないショ

ボイ代物だ。

 

 さぁキミも、このドリフのタライを天井裏から頭に落としてくれと家族

に懇願して、家庭の中に諦めという名の小さな絶望を巻き起こしてみない

か?!

 

 

 東北地方における食と風俗の都、仙台市。今回はその仙台の中で、食と

風俗のコラボレーションとも言うべき、幻の名店を紹介しよう!

 

 それがこの、仙台市内某所にある焼肉屋『ぽっこ』だっ!

 

 店内はカウンターのみ、客が6〜7人も入れば寿司詰め状態という、一

見してひなびた装いのこのぽっこ。然して、その外観とは裏腹に、いつも

行列ができるほどの大人気店なのである。

 

 人気の秘密はというと、まず第一は何といってもその肉にある。店主で

ある「お母さん」が独自のルートで買い付けるという肉のボリュームは、

我々の想像を軽く陵駕する。カルビを注文すると出てくるのは、通常のス

ライスされた肉ではなく、なぜかサイコロステーキ状の一品。もちろん合

成肉などではない。この店で「カルビ2人前」とは、皿の上にピラミッド

型に積まれたサイコロステーキを言うのである。

 一説には、肉はスーパーで買うよりも、ぽっこで食った方が安いとも言

われるほど。

 

 そしてさらに、肉以上に我々を驚愕させるのが、店主のお母さんなので

ある。馴染みの客から親しみを込めて「お母さん」と呼ばれてはいるが、

言葉を選ばずに言わせてもらえば、その実態は「エロばばあ」。

 店に入った時点から、肉を食ってる最中も延々と繰り広げられる、お母

さんの濃厚かつ具体的な内容を主体とするエロトークは、これがアメリカ

映画であれば「もうエロは沢山だ!!! いや、すまない。少し言い過ぎ

たようだ。きっとどうかしてたんだ・・・」と、必ずや一度は逆上シーン

を生み出すであろうこと間違いない。

 

 さらに、店の二階部分は、カウンター内の階段を利用してお母さんだけ

が上がることができる秘密の小部屋となっており、気に入った若い男性客

はそこに引きずり込まれるという、都市伝説まで生まれている。

 

 さぁキミも、この焼肉屋「ぽっこ」に行って、肉を食うか、エロばばあ

に食われるかという、真の弱肉強食の世界を体感してみないか?!

 

 

 世の中には「ありそうでないもの」というものが意外と多く存在する。

例えるなら「小沢一郎の逮捕」や「白木みのるの成長」みたいなものであ

る。

  そして今、というか実際には去年のクリスマスイブに、私はこの「あり

そうでないもの」をこしらえることに成功した。

 

 それがこの、、、鶏1匹を丸々揚げた唐揚げだっ!

 

 見た目のグロさとは裏腹に、ドンキホーテで買ったローストチキン用の

鶏肉を、にんにく醤油の下味をつけて冷蔵庫で寝かせること一昼夜、さら

にキャノーラ油で揚げること裏表合わせて計50分という、何が本格的か

分らないがとにかく本格派のこの唐揚げ。

 ひと口食べれば、思わず「うーまーいーぞーー!」と口から謎の光を発

するほどであるが、あまりのくどさに三口目には飽きてしまうという、諸

刃の剣でもある。

 

 ちなみに、この唐揚げを作った日、つまりクリスマスイブの夜に、嫁は

どっかに行ってしまい、幼い子ども3人と1匹分を食していたのだが、早

々に持て余して、みんな専らケーキを食っていたというエピソードも付け

加えておかねばなるまい。

 即ち、家庭の危機を知らせるバロメーターの役割をも、この唐揚げは担

っているのだ(?)

 

 さぁキミも、唐揚げをこしらえるのと同時進行で、自虐的な家庭のエピ

ソードをも作るという、新しい価値観の扉をこじ開けてみないか?!

 

 

 

 よい子のみんなはもう知っているだろうか? いま巷では、飲むだけで

通常の人間の数倍から数十倍の力が得られるという、大正製薬「リポビタ

ンD」をはるかに凌ぐ、俳優・渡辺裕之氏も垂涎の飲み物が販売されてい

ることを。

 

 それがこの、コンビニやスーパーはおろか、自動販売機でも手軽に入手

できる脅威のドリンク「仮面サイダー」だっ!

 

 この仮面サイダー、従来のサイダーをより強化するため、バッタやらコ

オロギの昆虫エキスを注入して改造・・・されているのかどうかは定かで

ないが、「ダイドードリンコ」という地球征服を企む悪の秘密結社から、

日本全国に向けて発売されているらしい。

 

 さぁキミも、この仮面サイダーを飲んだなら、ベルトのバックルを緩め

て、襲い来る敵に向かってゲップの風をお見舞いしてやろう!!

 

 

 

 今から遡ること約1年前、本場の津軽三味線を鑑賞するための青森県ツ

アーの道すがら、私はとんでもないものを発見した。

 

 見よ!それがこの、浅虫温泉の道の駅「ゆ〜さ浅虫」敷地内にある「観

音様アイス」を売る店だっ!

 

 この観音様アイス、店を発見したのがまだ早朝であったためか、あるい

は訪れたのが冬の期間中であったためか、実物を購入することはとうとう

叶わなかったが、仏像のような形をしたありがたいアイスなのか、はたま

た「観音様」と名がつくだけに、女性のチョメチョメのような形をしてい

るのかなど、妄想は膨らむばかりである。

 

 さぁキミも、青森県を訪れたなら、この観音様アイスを買って、もし、

もしもだよ、載せてもよい形状であるなら、ぜひともその写真をネット上

に公開してくれたまえ!